クリニックの開業のサポートをしていて思うこと⑦
制作環境で悩まされること
さあ、本番のホームページの制作だ!!!
本番のホームページ制作がスタートすると、思わぬ小さな悩みに遭遇することも多々あります。公開前に完璧な状態に仕上げるためには、制作環境でのやりとりや確認作業がスムーズに行えることが重要です。
公開しているサイトとデモ用のサイト
一般的に、ホームページ制作には2種類のサイトが存在します。1つは一般公開されている「本番サイト」、もう1つは新規ページの作成や修正確認に使用する「デモサイト」です。デモサイトを使うことで、公開前に変更内容をしっかり確認できますが、実際の公開サイトとデモサイトの管理を分けることは、制作のスムーズさに欠かせません。
五月雨式の依頼は制作側で嫌われる、対応しづらい
制作会社は、修正依頼が五月雨式(少しずつ分けて送られる形)で来ると対応が難しいと感じることがあります。デモサイトは1つしかないため、複数の修正依頼がバラバラに入ると、反映や確認が複雑になり、スケジュール管理にも影響が出る可能性があります。修正内容をまとめて送ると、制作側とのコミュニケーションが円滑になります。
メールでのやりとりがメイン
制作会社と先生方のやりとりは、メールが主な手段になりますが、時にやりとりの回数が多くなりがちです。なるべく要点を整理してやりとりを簡潔にすることで、お互いの負担が軽減され、効率が向上します。
確認はPCとスマホの両方で
制作会社からデモサイトの確認を求められた際には、必ずパソコンとスマートフォンの両方で確認を行いましょう。レスポンシブデザインによって見え方が変わるため、どちらの画面でも問題がないかをチェックすることが大切です。
キャッシュとは
キャッシュとは、Webブラウザが一度読み込んだページを保存し、再訪時に表示を速くする機能です。しかし、更新内容が反映されていない場合には、キャッシュが原因で最新情報が表示されないことがあります。キャッシュのクリアを行うことで、デモサイトの最新の状態を確認できるようになります。
便利なGoogle Chromeのプラグインをご紹介
Google Chromeには、制作確認に便利なプラグインがいくつかあります。例えば、「Clear Cache」や「Responsive Web Design Tester」などを使うことで、キャッシュのクリアやレスポンシブデザインの確認が簡単に行えます。これらのツールを活用することで、確認作業がより効率的になります。
まとめ
ホームページの制作環境では、公開サイトとデモサイトの使い分け、依頼のまとめ方、キャッシュのクリア、確認方法など、細かな配慮が求められます。スムーズな制作環境を整え、効率的なやりとりを行うことで、完成度の高いホームページを実現することができます。